OBレポート

大分国体 10月5日(日)9:30〜 vs愛知選抜

OBレポート (近藤 潤一) 

二回戦屈指の好カードとなった愛知選抜との一戦。
インターハイ優勝校の星城高校メンバーで固めた愛知は、好セッター・リベロを中心に、高さとスピードを兼ね備えた優勝候補筆頭の第一シードチームで、長崎選抜はこのチームに勝って、優勝への弾みにしたいところだ。

第一セットは序盤よりレフト吉村のスパイクや、ライト桑原(長崎北)のブロックなどで好調なスタートを切り、最大6点差をつけ、25対21で先取した。

このまま波に乗るかと思われたが、第二セットは出だしよりリズムが悪く、ミスを連発し、5対14と大差をつけられた。相手の速くて高いセンター攻撃にブロックもついていけず、11対20とされてしまった。
第一セットとは別人のような動きになってしまい、声も出ない状況に陥っていたが、センター森や桑原に代わって入った馬場(鎮西学院)などの活躍により、17対22まで追い上げた。
しかし時すでに遅しで、相手リベロの粘りのレシーブで息を吹き返した愛知に18対25で押し切られた。

第一、二セットと同じ布陣で挑んだ第三セット、レフト吉村がスパイク・ブロックにと活躍し、森・桑原のブロックが次々と決まり、13対11とリードした状況でコートチェンジした。
この後、序々に点差を縮められ15対15とされた。センター前田の痛恨のお見合いミスで逆転されてしまい、桑原の時間差や、吉村のスパイクなどで、22対23まで粘ったものの最後はライト桑原が連続でブロックされてしまい万事休す。

優勝候補を相手に伸び伸びと自分達のバレーを展開したが、最後は経験の違いと相手の底力に屈した形になった。
二年生にはこの経験をこれから先の全国制覇に向け、生かしてほしいものである。